妥協して結婚なんて絶対にしたくないですよね。
けれど、気合を入れて婚活をしても理想の男性なんて見つからないし、見つかったとしても全然うまくいかない。
こんな体験をされた方も多いのではないでしょうか。
婚活コンサルタントさんの中でも「そろそろ妥協しないと結婚できないよ」という方もいれば、「妥協なんてしなくていい!」と仰る方もいます。
「結局、妥協すればいいの?しない方がいいの?」
分からなくなってしまいますよね。
目次
結婚相手の条件は妥協する方がいいのか、しない方がいいのか問題
妥協しても妥協しなくても結婚できなかった私
私は7年間婚活をしましたが、当初は年収2000万のイケメン社長かエリートを希望していました。
アホなことに、私は絶対に理想の男性と結婚できると思い込んでいました…。
アホなことに。
それでも30代に突入したら「さすがにこのままじゃヤバイかも」と思って妥協しだすんです。
年収は1400万円妥協して600万希望、社長とかエリートじゃなくてもいいからイケメンがいいな…みたいな感じで。
本人からしたら「仕方ないよね…」と妥協したつもりなんです。
それでまた婚活を頑張るのですが、やっぱりうまくいきません。
頑張っても頑張っても結婚できない。
気づいたら婚活を始めて5年経っていました。
理想を追いかけても結婚できないし、妥協しても結婚できひんやん!!もう、どうしたらいいの???
ちょうど5年目の時に婚活疲れでノイローゼのようになり引きこもりました。
3か月くらい落ち込んで、ふと気づいたんですよね。
婚活で妥協という言葉を連発していた自分を振り返ってみると、いつも少し上から男性を見下ろしていたような、そんな気がしました。
「本当は年収2000万がいいんだけど、600万の男性とも話してみるか。」
そう思っている女性のことを、その男性は好きになるでしょうか?
最後には「年収600万で顔が生理的に嫌じゃなければいいや」と焦って婚活しましたが、状況が変わることはありませんでした。
上から目線で妥協!妥協!と言っていた女が焦ったところで、すぐに心を入れ替えるなんてできないんですよね。
そんな経験から、「妥協するのもしないのも、何か違う…」と思うようになりました。
そもそも理想の結婚相手って何?
「そもそも理想の条件って何なんだろう?」
私はそんなことを考えるようになりました。
「もちろん年収は高い方がいいし、イケメンの方がいい、オシャレで仕事ができる人がいい。」
「でも結婚できなければ意味がないし、結婚生活が幸せじゃなければ意味がない」
私は自分よりも仕事ができて、引っ張っていってくれる人が好きだったのですが、そんな男性とお付き合いすると最後には必ず破局していたんですよね。
「もしかしたら自分が好きだと思っているタイプと、実際に結婚して幸せな家庭を築ける人は違うのかもしれないな…」
婚活では、年収500~600万円以上・見た目普通・コミュ力有・無難な性格など、バランスの取れた男性はすぐに結婚していきます。
でも、人それぞれ好みは違うのだから、必ずしもバランスが取れた人じゃなくてもいいのではないか?
自分という人間をしっかり理解し、本当に譲れない『結婚相手の条件』を見つけよう。
そう思いました。
現実を見るのは自分のため
婚活をしていると「現実を見ろ」と言われることがあります。
婚活をしていた時は、正直「は?」でした。
「理想を掲げて何が悪い?そのための努力もしてきたし、これからも努力するつもり。私は理想の人と結婚する。」そう思っていました。
そうやって叶わぬ相手と付き合って、数か月~1年くらいで破局。
というのを繰り返しました。
結局、現実を見ないというのは「今の自分をないがしろにしている」ということ。
結婚市場の自分の立ち位置を『男女平等なのに年齢で決めるなんて』と理由をつけて目を背けるのは、自分自身に目を背けているのと同じこと。
理想を掲げるのはいいのですが、現実を客観視できなければ、自分が傷ついて終わりです。
私は婚活して5年間、現実に目を背け続けて、自分を傷つけてきました。
現実を見ず、結婚というものをリアルに考えなかった結果、最後に残ったのは振られ続けてボロボロになった自分です。
幸せな結婚をするのが目標だったはずなのに、ボロボロになった誰からも選ばれない自分が目の前にいて、絶望しながら「惨めで可哀想。」と思ってしまいました。
まぎれもなく自分で選択し行動してきたことの結果なんです。
その時に「現実の自分を見てあげなきゃ…、ちゃんと結婚して幸せにしてあげたいな」なんて思うようになりました。
婚活のプロが『妥協しましょう』というのは間違いではない
婚活コンサルタントの方や、結婚相談所のアドバイザーさんが「妥協しましょう」と言うことも間違いではありません。
私のように、自分を客観視できない人は多いです。
恋愛経験が少ないと、ドラマのような恋愛観を持ったまま婚活をされる女性もいます。
婚活のプロの方たちは、相談者さんを『結婚に導く』のがお仕事です。
なんとなく決めた結婚相手の条件だと成婚が難しいという現実を知っています。
だからこそ、相談者さんに『現実を見て自分を客観視できる』ようになってもらわなければいけないんです。
それを分かってもらうために『妥協しましょう』という言葉を使うことがあります。
本当に必要としている『条件』をはっきりさせることが大切
例えば、「年収は600万円がいいな・・・」というレベルではなく「絶対に年収600万円無いと嫌だ!」くらい本気で必要かどうか。
「イケメンがいいな…」というレベルではなく「顔がタイプなら他の条件は重視しない」と思えるかどうか。
他の条件を捨てても絶対に譲れない条件をハッキリさせることです。
また、「友達にどう思われるかな…」「両親は彼を気にいってくれるだろうか」と他人の条件を入れてしまっていないかどうか。
条件を細かく決めすぎると結婚の難易度は上がります。
なぜなら、人はどこまでいっても『条件』だけでは好きになれないんですよ。
理想の男性と出会っても生理的に無理ということだってある。
人間って意外と無意識で相手を判断しているんですよね。
例えば女性なら『ニオイ』で遺伝的な相性を嗅ぎ分けたりとか。
大切な条件を一つだけ決めて、あとは無意識の直感を信じた方が本当に理想だと思える相手と出会えます。
結婚相手の条件をハッキリさせた女性の体験談
先日こんなツイートをしたところ、たくさんの反響をいただいたので、一部紹介させていただきます。
私なんて婚活始めたときは年収2000万の人と結婚するしできるとかアホみたいな顔して言ってたけど、最終的には年収不問になったからね笑
そのかわり顔は自分の好きなタイプで、安心させてくれる穏やかな人ってところだけは譲らなかった。
結果的にそれで今幸せに暮らしてる— kanaoda婚活 (@kanaoda74) 2019年3月11日
私はこの方と真逆で、タイプの顔でなくても好きになれば素敵に見えてくるって分かっていたので、顔はこだわりませんでした。
逆にその人の知性や将来性だけは妥協せず、今の夫と結婚して本当に良かったです。
初めは自分より稼ぐ人を探していたけど、結局は顔がタイプで優しくて頼りがいのある旦那さんと結婚できて幸せすぎる
彼といまお付き合いをしていて、とても穏やかなきもちです!全部揃いは難しいですね!
『イケメン+優しい+正社員』 > 『高収入+ルックス不問+優しい』
必要な条件が分かれば理想の男性と結婚できる
何となくの条件を掲げて、何となく妥協して消耗するのはもうやめましょう。
自分を客観視し、本当に必要な条件が分かれば、それこそが理想の男性。
妥協なんてしなくても、婚活を頑張っていれば出会えます。
ちょっと長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます。